保育士

横浜市の公務員保育士の給料はどのくらい?試験要項や試験難易度もチェック!

横浜市の公務員保育士の給料

横浜市では待機児童対策を積極的に行っているので、保育士が働きやすいといわれている人気の地域です。

例えば、横浜市内の民間保育所への就職を考えている保育士さんを対象に、市内保育所ツアー就職面接会を行っています。

さらに横浜市では、独自に最大5%の助成金を保育士に出しているので、給料も他の地方に比べると高めです。

そんな横浜市で、もっと安定した給料をもらうために公務員保育士を目指している方もいるのではないでしょうか?

 

保育園は大きく分けて、自治体が運営する公立と民間が運営する私立があります。

そのうち、公立保育園で働いているのが公務員保育士です。

公務員保育士の場合、自治体によって給料が違います。

横浜市では待機児童対策が積極的に行われているので、公務員保育士なら給料が高いのではないかと期待しますよね。

そこで横浜市の公務員保育士の給料を調べてみました。

公務員保育士は一般行政職に区分されるので、一般行政職の平均給料月額と平均給与月額を参照しています。

※平均給料月額は各種手当てなどを含まない基本給、平均給与月額は各種手当てなどを含む額

公務員保育士の初任給比較(令和元年)
 区分 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額 平均給与月額(国比較ベース)
横浜市 40.4歳 313,528円 425,010円 381,573円
神奈川県 43.3歳 330,103円 432,347円 389,999円
43.4歳 329,433円 - 411,123円

このように横浜市・神奈川県・国で比較すると、横浜市は少し給料が低めですね。

それでも他の地域に比べると給料は高めです。

ちなみに地方公務員の平均年収全国ランキング(令和2年度)で、横浜市は28位と高順位でした。

 

では、横浜市の公務員保育士の経験年数ごとの給料はどうなっているのでしょうか?

横浜市の公務員保育士の平均給料月額(令和元年)
経験年数 10年 20年 25年 30年
大卒 266,392円 369,016円 393,562円 407,895円
高卒 225,065円 326,349円 360,294円 380,569円

10年ごとの平均給料月額を比べると、大卒・高卒で給料に差はあるものの、保育士としての経験年数が増えるごとに確実に給料がアップしていることが分かりますね!

さらに公務員保育士は福利厚生が充実しているので、女性の場合は産休後復職しやすい環境になっています。

先程の表では横浜市の職員の平均が40代でしたよね。

私立では平均30代前後ですが、公務員保育士は続けやすいので平均年齢も高いのです。

神奈川県の保育業界の求人を探すなら保育士バンク!

日本最大級の保育士向け転職サイト『保育士バンク!』を利用するメリットをご紹介中♪

記事はコチラ

横浜市の公務員保育士の初任給

これから横浜市の公務員保育士を目指す保育士さんは、平均給料だけでなく初任給も気になると思います。

そこで横浜市・神奈川県・国の初任給を調査し、比較してみました。

公務員保育士の初任給比較【令和元年】
区分 横浜市 神奈川県
大卒 174,900円 187,300円 180,700円
高卒 143,600円 153,000円 148,600円

比べてみると、横浜市の初任給は神奈川県と国に比べて低めです。

特に神奈川県と横浜市の大卒の給料を比べると12,400円も差があります。

ただこの給料に各種手当がつくので、大卒だと地方手当込みで20万円前後になります。

少しでも給料アップをしたいという方は、大卒から保育士を目指すことをおすすめします。

 

こちらも読まれています

保育士の給料は大卒と短大卒で差がある?学歴によるメリット・デメリットを紹介
記事はこちら

 

勤勉手当(ボーナス)はどのくらい?

横浜市の公務員保育士が、給料とは別にもらえる勤勉手当(ボーナス)はどのくらいなのでしょうか?

横浜市の公務員保育士のボーナスは、勤勉手当の他に期末手当があります。

これらが年に2回、年間4.45ヶ月分のボーナスが支給されます。

実は2020年10月に、横浜市人事委員会が横浜市職員のボーナスを0.05ヶ月分引き下げるよう勧告しました。

コロナウイルスの影響を受けて、民間企業のボーナスが減少しているため調整が入ったのです。

これにより、年間4.50ヶ月分のボーナスが4.45ヶ月分に調整されました

令和3年度以降の支給月数については以下の通りです。

ボーナス支給月数
区分 6月期 12月期
大卒 1.275月 1.275月
高卒 0.95月 0.95月

地方公務員で給料4,45ヶ月分のボーナス支給は国家公務員とほとんど変わらないので、横浜市の公務員保育士のボーナスは高いと言えます。

 

その他もらえる手当の種類

横浜市では勤勉手当、期末手当の他にも必要に応じて各種手当が保育士の給料に含まれています。

ここでは横浜市の各種手当と、平成30年度の平均支給額をまとめて紹介します。

横浜市の各種手当
手当 支給条件と支給額 平均支給年額(平成30年度)
退職手当 勤務年数1年ごとに支給率が計算される
定年前早期退職特例措置として(2〜20%)加算
自己都合:469,000円
応募認定・定年:21,189,000円
※平成30年度に退職した職員に支給された平均支給額
地域手当 全職員対象
支給率16%
680,499円
特殊勤務手当 緊急時の活動に応じて7種類の手当から支給
(外国勤務手当/環境整備業務手当/緊急走行等業務手当/消防特殊業務手当/ヘリコプター業務手当/教員特殊業務手当/災害応急対策等手当)
66,739円
時間外勤務手当 時間外労働時に支給 307,000円
※休日給・夜勤手当含む
休日給 勤務1時間あたりの給与額の135/100を支給 ※時間外勤務手当に含む
夜勤手当 勤務1時間あたりの給与額25/100を支給 ※時間外勤務手当に含む
扶養手当 扶養親族1につき月3,500円〜11,500円を支給 217,144円
居住手当 借家・借間に居住する40歳未満の職員に月19,600円支給 194,626円
通勤手当 交通機関を使う場合:限度額月55,000円
交通用具を使う場合:月2,000円〜32,100円
128,619円
管理職手当 特殊性に基づき月48,000円〜156,000円を支給 680,753円
管理職特別勤務手当 緊急時に勤務時間外で1時間以上勤務した管理・監督職に4,000円〜18,000円を支給 11,213円

民間の保育園とは違い、公務員保育士は手当が充実しています。
そのため、給料が高い傾向にあるのです。

 

特に「特殊業務手当」は市の職員ならではの手当ですよね。

公務員保育士の大変なところは、災害などの緊急時の対応です。

保育士は市の職員でもあるので、被災地域に住んでいたとしても仕事を放棄することはできないのです。

そのため保育士は勤務時間外であっても、避難所の開設や運営などの対応をしなければなりません。

災害時は保育士だからといって、乳幼児や保護者の対応だけをしておけばいいというわけでもないのです。

そして被災後は、保育士として休む暇もなく通常業務が始まります。

特殊業務手当はその時の活動に応じて支給されるのです。

 

手当の支給額は自治体によって異なりますが、横浜市の手当は種類も金額も充実しているほうです。

手当を含む給料は、他の地域の平均給料と比べてもそこまで低くはありません。

ここでは横浜市の公務員保育士に関係する手当を紹介しましたが、職業によってはさらに細かい手当も用意されています。

 

民間保育士の平均初任給と比較

横浜市の公務員保育士は、民間(私立)の保育施設に務める保育士に比べて給料が安定しているといわれています。

これから横浜市で保育士を目指す方は、横浜市の民間保育園と初任給がどれくらい違うのか気になりますよね。

そこで横浜市の民間保育士と、公務員保育士の平均初任給を調べました。

横浜市の平均初任給比較【平成30年】
公務員 民間
174,900円 187,000円

横浜市の公務員保育士よりも、民間保育士の方が実は給料が高い傾向にあります。

 

民間の給料のデータは出典が不確かなところがあるので参考程度に見ていただきたいのですが、横浜市の保育士の求人情報などを見るとだいたい給料は18万円前後である事が分かります。

なぜ横浜市は民間保育園の方が給料が良いのかというと、その理由の一つは横浜市の公務員保育士の給料が、民間保育園の給料とあまり差が出ないように調整されているからです。

そのため、初任給だけを比べると民間保育士の方が高い傾向にあるようです。

ただ、公務員はこの初任給に横浜市の地域手当(支給率16%)などが含まれるので、大卒の場合は給料が20万円を超えます

そのため、結果的に民間保育園の給料よりも公務員保育士の方が給料が高くなる場合もあります。

 

とはいえ横浜市では民間保育士への手当が充実しているので、そこまで公務員保育士と給料に大きな差はありません。

しかし公務員保育士は経験年数を重ねていくごとに昇給しやすいので、昇給制度が曖昧な保育園とは1年目以降の給料の差が大きく開くことがあります。

 

横浜市の公務員保育士になるためには?

給料が安定している横浜市の公務員保育士になるためには、採用試験を受ける必要があります。

ただ、自治体によって試験内容や受験資格などが違います

そのため、横浜市で公務員保育士になりたいのであれば横浜市のホームページをチェックしておきましょう。

公務員保育士の採用試験は欠員補充を目的とすることが多く、試験を行っていない年もあるので要注意です。

ここでは横浜市で公務員保育士になるにはどうすればいいのか、具体例を紹介していきます。

あくまでも具体例なので、実際に受ける時にはその年の横浜市の職員募集概要を確認してください。

横浜市の職員募集要項には、給料についても詳しく記載されています

ちなみに令和2年の保育士の初任給(地域手当含む)の目安は、大卒約20万円短大卒約18万円高卒約17万円でした。

 

公務員保育士の試験内容・日程

横浜市の公務員採用試験は職種によって日程や内容が異なります。

ここでは具体例として、令和2年に行われた横浜市の保育士の試験内容と日程を紹介します。

【令和2年】公務員保育士の試験内容・日程
試験の種類 試験内容 試験日程 合格発表日
第一次試験
  • 教養
    (択一式 試験時間:2時間)
  • 専門
    (択一式 試験時間:2時間)
  • 論文
    (750文字 試験時間:1時間)
【日にち】9月27日
【着席】8時50分
【試験終了】17時頃
10月5日午前10時
第二次試験
  • 面接
    (個別面接)
  • 実技
    (保育の場面を想定したもの)
    ※実技のテーマは試験日に掲示
【日にち】10月15日〜23日のいずれか1日を指定 11月27日午前10時

このように、横浜市の保育士の試験を受けるには、筆記試験だけでなく論文や実技、面接などを受ける必要があります。

ちなみに過去には保育士の体力検査を行っていた年もありました。

実施年度によって試験内容が変わることもあるので、しっかりと受ける年度の募集要項を確認してください。

 

公務員保育士の受験資格・倍率

公務員保育士の受験資格・倍率も試験実施年度によって違います。

ここでは具体例として令和2年の保育士の受験資格と倍率を紹介します。

  • 受験資格・・・以下の条件に当てはまる人
    【年齢条件】昭和61年4月2日以降に出生した人(34歳以下)
    【国籍】問わず
    【資格】保育士の登録をしているまたは令和3年3月までに登録される見込みがある/国家戦略特別区域限定保育士の登録を受けているまたは令和3年3月までに登録される見込みがある
  • 提出書類・・・保育士証の写し1通

    ※登録を受けてない場合は、「保育士の資格を証明する書類」「保育士登録の申請をしていることを証明する書類の写し」「保育士証の写しまたは保育士登録済み通知書の写し」の3通を提出

このように、横浜市の保育士の採用試験では年齢制限があるので、特に30代以上の方は年齢制限に注意してください。

ちなみに令和2年に募集された保育士の人数は45人です。

それに対し、倍率は3.3倍でした。

つまり45人の募集人数に対して、約148人の保育士が応募したということです。

横浜市は保育士に人気なので、なかなかの激戦区であることが分かりますよね!

 

公務員保育士の仕事の内容

横浜市の公務員保育士の仕事内容は民間とほとんど変わりません。

横浜市の公務員保育士のタイムスケジュール例

  • 7:30 登園(早朝保育)・健康観察・持ち物整理
  • 8:30 主活動(自由遊び・課題遊びなど)
  • 9:30 おやつ(3時未満)
  • 11:00 昼食・自由遊び
  • 12:30 お昼寝
  • 14:30 着替え
  • 15:00 おやつ
  • 15:30 外遊び・降園(夕刻保育)
  • 18:30 閉園

民間の保育園と違うところは、園ごとの特色がほとんどないことです。

民間の園には、音楽や教育に特化した保育園がありますよね。

しかし公立保育園では、同じ公立なのに園によって差が出てしまうとクレームの元になるので、目立った特色はありません。

そのため、自分の理想の保育環境で働きたいという保育士さんには働きにくいかもしれません。

 

ただ民間の園とは違い一定の保育の質が保たれているので、子どもの命を預かる保育士としては安心感があります。

また同じような業務内容なのに、公務員保育士の方が給料や待遇が良いところも魅力的です。

 

横浜市の公務員保育士を目指してみよう!

横浜市の公務員保育士の初任給はそこまで高くはありませんでした。

しかし民間の保育園よりも福利厚生が充実していて昇給しやすいので、経験値に合わせて給料アップしてほしいという保育士さんに向いています。

また一般企業のように、業績によって極端に給料が減ることもないので安心です。

このように横浜市の公務員保育士は給料や待遇が良いのですが、目指すのは正直大変です。

なぜなら横浜市では市立保育園の民間移管が進んでいるからです。

市立保育園が少なくなるということは、今後公務員保育士の採用枠が減る可能性があります。

 

また横浜市に限らず、公務員保育士の採用試験は民間の保育園の面接に比べると難しいです。

意外と躓くのが一般教養だといわれています。

特に学校を卒業して何年も経っている保育士さんは、一度一般教養を学び直すことをおすすめします。

保育士の採用試験は、最低でも過去3年分の一般教養をおさらいすると良いといわれていますよ。

新卒ですぐに保育士の採用試験を受けるのであれば、学んだ情報が新しいのでそれほど一般教養に関しては問題はありません。

新卒の場合は、保育士の実技試験に力を入れると良いでしょう。

実技試験のコツは、クラスを担当している先生になりきることです。

どんなテーマが来てもすぐに対応できるように対策しておきましょう!


横浜市で安定した給料をもらいたいという方は、ぜひ公務員保育士を目指してみてくださいね。

-保育士

© 2022 保育士転職研究所