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札幌の保育士の処遇改善をまとめて紹介!どんな取り組みがあるのか必見

札幌の保育士の処遇改善が知りたい!

札幌は保育関連の政策が充実しており、現代の保育ニーズに合わせた取り組みを積極的に行っている地域です。

もちろんその政策の中には、札幌の園で働く保育士の処遇改善もあります。

保育士に対して、どんな処遇改善が実施されているのか気になりますよね。

ここでは札幌が行っている保育士の処遇改善、そしてそもそも札幌がどのような問題を抱えているのかを解説していきます。

 

 

札幌の保育業界の問題とは

最初に、札幌の保育業界の問題点について触れていきたいと思います。

まずはどの地域でもよく問題視され、積極的に処遇改善が行われている給料について見ていきましょう。

札幌の保育士の初任給は大卒で18.8万円短大・専門卒で17.7万円です。

一般的に保育士の初任給は16万〜17万円だといわれているので、そこまで低い金額ではないことがわかりますよね。

では札幌市の人手不足問題はどうでしょうか?

札幌市が実施した調査の結果をもとに、札幌の保育士・教諭等がどれだけ不足しているのか、それぞれの施設ごとに見ていきましょう。

※調査は令和2年に実施されたものです。

札幌の保育施設の人材確保状況
  不足している 定員を満たしている 不足人数
保育所 38.3% 61.7% 185人
地域型保育 18.7% 81.3% 28人
認定こども園 25.9% 74.1% 57人
幼稚園 20.0% 80.0% 14人

表を見ると、札幌では多くの施設が保育士・教諭等の人手不足に悩んでいることがわかりますね。

全体で284人も不足しているのは由々しき事態です。

なぜなら人手不足は、労働環境の悪化や保育の質の低下に繋がってしまうからです。

札幌でこれだけの職員が不足しているのは、保育士・教諭の休職・退職が多く求人募集を行っても人員が集まらないからです。

よくニュースでは待機児童が増えたことで保育士が足りなくなった、という報道がされていますよね。

他の県では、この待機児童対策のために保育士の処遇改善をしているところもあります。

札幌でも待機児童は約300人ほどいますが、園児の増加によって人手不足を感じている園はそこまで多くありません。

札幌ではどちらかというと、休職・退職が多いことのほうが問題視されているようです。

実際に札幌では離職を防ぐ処遇改善実施しています。

 

では、なぜ休職・退職が多いのか、その理由を見ていきましょう!

札幌で働く保育士の退職理由トップ5

  • 結婚・・・42.1%(509人)
  • サービス残業や持ち帰りが多い・・・33.4%(404人)
  • 給与などが安い・・・22.2%(269人)
  • 健康上・体力面の理由・・・19.1%(231人)
  • 上司との人間関係・・・15.6%(188人)

なんと札幌での休職・退職の理由1位は「結婚」でした。

結婚を機に退職する保育士はおそらく女性だけではなく、男性も含まれると考えられます。

なぜなら、家族を養わなければならない男性が多く、保育士の給料だけでは生活できないという方もいるからです。

実際に「給与などが安い」も3位にランクインしているので、給料面の処遇改善も必要かもしれませんね。

 

保育園は女性社会だから、妊娠・出産で職を離れる人が多そうだと予想していた方も多いのでは?

実は「妊娠・出産」は6位で、全体の14.2%(172人)でした。

確かに多い数字ですが、「サービス残業や持ち帰りが多い」や「給料などが安い」など労働環境や待遇に関する項目のほうが上回っていました

札幌では労働環境や給料などの処遇改善が、今後の課題になっていることがわかりますね。

 

札幌で働く保育士の処遇改善!どんな取り組みが行われている?

札幌の問題点を見ると、労働環境や給料の処遇改善が必要であることがわかりましたね。

では、現在札幌ではどのような処遇改善が行われているのでしょうか?

札幌の保育士に対する処遇改善を調べると、とても充実した取り組みが実施されていましたよ◎

札幌の保育士の処遇改善には、待機児童対策による人材確保だけでなく、離職を防ぐための労働環境改善の取り組みもありました。

早速どんな処遇改善があるのかチェックしていきましょう!

 

保育士の負担を減らす事業

この札幌の処遇改善は、「札幌市保育支援者配置補助事業」といいます。

これまで、保育士の負担が大きいことが離職の理由の一つにもなっていましたよね。

そこで、資格を持っていない保育支援者を雇用することで、保育士の負担を減らし、離職を防止しようとしているのです。

この札幌の処遇改善により、園側は保育支援者を雇用しやすくなります。

事業内容

  • 一人あたりの補助金の交付額(月額):ひと月の勤務時間(休憩含む)×450円
    ※1施設あたり100,000円まで
  • 補助交付対象:認可保育所、保育所型認定こども園、幼保連携型認定こども園、地域型保育事業所

保育支援者の仕事内容

  • 保育設備、遊具、遊び場の消毒や清掃
  • 寝具の用意やあとかたづけ
  • 休職の配膳やあとかたづけ
  • その他保育士の業務サポート

 

人材確保のための一時給付事業

この札幌の処遇改善は、「札幌市保育人材確保に向けた一時給付事業」といい、3・6・9年勤務を続けた保育士や幼稚園教諭を対象に一時金を給付する取り組みです。
(労働時間1日につき6時間以上、1ヶ月20日以上)

この札幌独自の処遇改善もまた、保育士が辞めやすい時期に離職防止を図るものです。

もうすぐ保育士3年目(もしくは6・9年目)で、辞めるか悩んでいる方は、処遇改善の内容を要チェックです。

事業内容

  • 給付金額:3・6・9年目に一律100,000円
    ※交付対象者の口座へ直接支給
  • 交付対象:認可保育所、認定こども園、地域型保育事業所、札幌市一時預かりを実施している幼稚園

 

潜在保育士の短時間勤務を支援

この札幌の処遇改善は、「札幌市潜在保育士短時間就労支援事業」といい、再就職支援と常勤保育士の負担を軽減し、離職防止を目的としています。

短時間勤務(パートタイム)の保育士を配置する費用を一部補助します。

この処遇改善により、札幌在住で資格を持っているけど、子供がいるから短時間しか働けないという保育士を雇用しやすくなります。

事業内容

  • 一人あたりの補助金の交付額(月額):ひと月の勤務時間×170円
    ※20,000円まで
  • 交付対象:認可保育所、認定こども園、地域型保育事業所

 

未就学児を持つ保育士のサポート

この札幌の処遇改善は、「未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付事業」といい、札幌で未就学児を持つ保育士の復職をサポートする事業です。

就活中に、お子さんを預ける際に必要になる保育料を一部借りることができます

小さいお子さんがいる保育士さんは、この処遇改善によって就職活動がしやすくなります。

事業内容

  • 貸付金額:月額27,000円以内(保育料半額が上限)
  • 期間:最大1年以内
  • 返済免除要件:札幌市内の保育所等に保育士として2年以上就労

この保育料一部貸付の他にも、就職準備に必要なお金を借りることができる事業もあります。

そちらは次項で詳しく解説していきます。

 

潜在保育士の職場復帰・就職支援

札幌の潜在保育士に対する職場復帰・就職支援は複数用意されています。

今後札幌で、職場復帰を考えている潜在保育士や就職支援を受けたい方は必見です!

保育士就職準備金貸付事業

札幌の保育園に就職するまでにかかる費用を借りることができます

就職のために、引っ越さなければならなくなった時などに利用すると便利です。

  • 貸付金額:40万円(1回限り)
  • 返済免除要件:札幌市内の保育所等に保育士として2年以上就労

札幌市保育人材支援センター<さぽ笑み>

札幌市内の保育施設への就職支援やあっせん、相談対応をしています。

就職希望者だけでなく、就職が決まっている保育士・すでに勤務している保育士からの相談も受け付けています。

  • 住所:札幌市中央区大通西7丁目2番地2 アセットプランニング大通ビル5階北東
  • 開所日時:月・水・金・土の11時〜19時まで(年末年始を除く)
    ※第1・3・5週の火曜日と第2・4週の木曜日も開所している
  • 電話:050-5526-1986
  • FAX:011-281-7173

SAPPORO保育園ミーティング

札幌市内の保育施設が集まり、ブース毎に保育内容や特色などの説明会が行われます

どこの保育施設に就職するか悩んでいる方、自分に合った特色の保育施設に就職したい方は積極的に参加しましょう!

SAPPORO保育士職場復帰セミナー

札幌の潜在保育士を対象に行われるセミナーで、最新情報や技術などを紹介しています。

保育体験なども実施しているので、復職したいけどブランクがあって不安のある方はぜひ参加してみてください。

札幌で保育業界に復帰したい!そんな時は転職支援サイト『保育士バンク!』がおすすめ!

転職も復帰も役立つ便利なサポート内容について調べてみました♪

記事はコチラ

 

人材不足の札幌は処遇改善への取り組みが積極的

札幌は処遇改善の取り組みが充実しているのですが、残念ながら保育士にはほとんど認知されていないのが現状です。

実際に札幌の処遇改善などの取り組みについて、認知度がどのくらいあるのかアンケートが実施されました。

しかし、「SAPPORO保育園ミーティング」を知っている人は13.9%、もっとも多い「SAPPORO保育士職場復帰セミナー」でも33.8%の人しか知らないようでした。

 

また「札幌市保育人材支援センター<さぽ笑み>」に関しては、求職登録をしている人が全体のわずか1.8%で、開設したこと自体知らない人は全体の67.2%もいました。

せっかく札幌が処遇改善に向けて、様々な取り組みをしているのに、知らないままなのはもったいないですよね。

今回の記事で「処遇改善について初めて知った!」という方は、ぜひ利用してみてくださいね◎


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