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【保育士の待遇悪い理由】どれだけ待遇が良くないのか現場の声をまとめてみた

保育士の待遇悪いって本当?

近年では保育士の離職率の高さが問題になっています。

実は保育士の待遇が悪いことが離職の原因の一つでもあるのです。

ではどんな時に待遇が悪いと思うのでしょうか?

 

実は意外と待遇が悪いことに気づいていない保育士さんが多いんです

ずっと同じ労働環境だったから分からなかったけど、友人の保育士の話やネットの情報などで待遇が悪いのではないかと気づくこともあります。

自分の勤務する保育園の待遇悪いのかな…?」となんとなく感じている方もいるでしょう。

そこでここでは、どんな経験から待遇悪いと思ったのか、保育士さんのリアルな声をまとめました。

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世間からの厳しい言葉

保育士の待遇悪い件についてはQ&Aサイトなどでも相談されています。

Q&Aサイトでは、「幼児教育無償化に反対する声が多く、それよりも保育士の待遇改善を求める声が目立っているが、そこまで保育士の待遇は悪いのか」という質問がありました。

その回答には、「そもそも保育士に対する社会的地位が低すぎる」と書かれていました。

社会的地位が低いことで厳しいことを言われた経験がある方も多いようです。

世間からの厳しい言葉

  • 保育士は子供と遊ぶだけ
  • 昔は自分たちで育てたのに

こちらは一生懸命働いているのに、こんなことを言われるとモチベーションが下がりますよね。

これらは「お約束」といわれるほど定番の言葉ですが、何回言われても慣れないと苦しむ方もいます。

待機児童などが問題になっているにも関わらず、世間が保育士の重要性を分かっていないことが待遇の悪さに繋がっているのです。

 

給与額が低すぎて最低限の生活ができない

給与額の問題については、離職理由の1位・2位を争うほど深刻な問題です。

給与額は国の政策によって少しずつ上がってきています。

ただ平均値は上がっているものの、地域によって給料の格差が激しいのが現状です。

保育士の声

  • 正社員がそもそも少ない!正社員雇用で給料を上げてほしい
  • 再就職でも初任給からスタートだからやる気出ない
  • 生活ギリギリの給料はやめてほしい。政府の政策は意味ない

ちなみに保育士の平均給与額は24万円なのですが、地域や運営によっては月給16万円しかもらえないというところもあります。

月給16万円ということは手取り約13万円

これでは一人暮らしも厳しい状況です。

このように、最低限の生活さえも出来ない方が待遇が悪いと感じているようです。

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若い子が入らず超高齢社会

最近では若い保育士が少なくなってきています。

保育士の資格を持っていながらも、保育関係の職を希望しないという方が48.5%もいるんです。

そのため園にはベテランばかりで、保育士の高齢化に差し掛かってきているといわれています。

 

現在介護業界では介護職員の高齢化が問題になっていますよね。

これは待遇が悪いのが原因の一つだといわれています。

なぜなら、待遇が悪い職業を若い世代はわざわざ選ばないからです。

保育士も同様で、保育士を目指す若い世代が減り、逆にまだ働けるシニア世代が増えてきているようです。

保育士の声

  • 給料が少ないんだから保育士が増えないのは当たり前
  • 人手不足で新人にも即戦力を求めすぎてすぐやめてしまう。育てる暇がない
  • 新人がすぐに辞めるからベテランスタッフが必要以上の仕事を抱えている

若い世代が育たないのは、そもそも待遇が悪いからだという意見がたくさんありました。

保育士を志望していた人の中には「待遇が悪いからやめろ」と先生に止められたという方もいます。

このように、待遇が悪いことで「新しい人が全然入って来ない」「すぐ辞めてしまう」と悩むベテランさんからの不安の声がたくさんありました。

 

我慢できないほどブラック

待遇が悪いと感じている方の多くは、ブラックな運営に悩んでいるのではないでしょうか?

ブラック保育園ではサービス残業、仕事の持ち帰り、パワハラ、セクハラなどが横行し、待遇が悪いと感じる方が多いようです。

そんな待遇が悪い状況で、責任を持って子どもを預かることはできないと感じる方もいます。

保育士の声

  • いまだに書類はアナログ(紙)での提出が求められるし、業務時間に書類が終わらない
  • 勤務時間が長すぎるから開園時間を短くしてほしい。早番・遅番は別に人を雇ってほしい
  • 普段から仕事量多くて持ち帰りの仕事もあるから、せめて行事を減らしてほしい

ブラック保育園では、現場で働く保育士を蔑ろにして運営しているところがたくさんあります。

運営の無理な要求を受けて、待遇が悪いと感じる方が多いようです。

 

保育士の待遇悪い理由と原因

多くの保育士が待遇悪いと感じているのが分かりましたね。

酷いことを言われたり、運営によってはブラックなところも多いようです。

 

またベテランさんの中には、新しい人が入ってこなかったり、やっと新人さんが入ってもすぐに辞めてしまうという悩みを抱えている方もいました。

ここまで保育士の待遇が悪いと、その理由と原因が気になるところです。

待遇を改善させるにはどうすれば良いのか考える前に、まずはなぜここまで待遇が悪いのかについて調べてみました。

 

深刻な人手不足

待機児童が増える一方で問題になっているのが人手不足です。

先程のベテランさんの悩みにもあったように、求人を出しても全く人が来ないという園もあります。

人手不足を解消しようとしても人が集まらない状況なのです。

保育士の平均年齢は平成27年では34.8歳でしたが、平成29年では36.7歳と年々上がってきていることが分かります。

30代が平均なら若いように感じるかもしれませんが、保育士の場合は女性が多いので結婚・出産などで離職する人が多い職場です。

公立であれば福利厚生が整っているので離職率が低く、産休・育休後も保育士を続ける人が多いのですが、民間の保育園だと復帰する人が少ないようです。

現在は、働き方改革やキャリアアップの政策などで処遇改善が進んでいます

しかしまだ保育士は待遇が悪いというイメージが強く、わざわざ待遇が悪い保育士に復帰しようと考える人は少ないといわれています。

 

保育士の権威が低い

保育士は国家資格が必要なのですが、有資格者であるにも関わらずその権威が低いのが問題点です。

それが待遇が悪い一因にもなっています。

なぜ権威が一般的な国家資格に比べて低いのかというと、資格が簡単に取れると思われているからです。

中には国家資格だと知らない人もいます。

最近ではSNSで保育士の国家試験を受けようとした芸能人が、子育ての経験があるのに受験資格がないことに不満をもらしたことで炎上しました。

その時の批判的な意見の中には、「英検のように気軽に受けられる資格ではない」「子育ての経験があるからといって保育現場に役立つわけではない」という声がありました。

芸能人のちょっとした一言でも、保育士が軽視されていると感じる方は多いようです。

 

また、「保育士は子供と遊ぶだけ」とよく言われるという声もありましたよね。

保育士の仕事は国家資格が必要であるにも関わらず、「簡単にできる仕事」と世間から認識されているので待遇が悪いといわれています。

 

一人あたりの仕事量が多い

保育士の待遇が悪いといわれるのは、一人あたりの仕事量がとても多いからです。

なぜそこまで仕事量が多いのかというと、先程の人手不足や運営の方針が大きな要因になっています。

実は人手不足によって仕事が間に合わず、家に持ち帰ってまで仕事をする方もいます。

中には72時間徹夜状態で運動会を乗り切ったという声もありました。

また運営側に問題がある場合、人件費を削ってあえて人を入れないところもあります。

そのせいで一人あたりの仕事量が多くなってしまうのです。

家に持ち帰るのもそうですが、残業をしても残業代が支払われないこともあるそうです。

普通の保育園であれば働き方改革が進んでいるので、次第に仕事量の問題に関しては改善されてきています。

しかしブラック保育園に務めている方は仕事量が多いので、待遇が悪いと感じるようです。

 

【国の政策】保育士の処遇改善手当

保育士の待遇が悪い問題は国も解決しようとしています。

なぜなら保育の需要が増えているのに、保育士の数が減っているからです。

近年では女性の社会進出が進んで共働きが増えているので、保育需要が高まっています。

そこでまずは離職率を下げるために、給料のベースアップをしました。

その後処遇改善等加算Ⅰと処遇改善等加算Ⅱによって、さらなる給料のベースアップと昇格しやすい環境を整えました

処遇改善等加算Ⅰは、主に経験年数に応じて給料に2〜12%が加算されます。
処遇改善等加算Ⅱは、新しい役職を増やしたことでキャリアアップしやすくなりました。

このような処遇改善により、平均給与額は約22万から約24万円にアップ

さらに働き方改革によって、フルタイム勤務だけでなくライフスタイルにあわせて働きやすいシフトを組んでいる保育園も増えてきています。

保育士は待遇が悪いという印象が強いですが、少しずつ改善しているのです。

 

待遇改善のためにどんな行動ができる?

保育士の待遇改善のために、自分ひとりで世の中のイメージを変えていくのは難しいですよね。

でも今の状況を改善するために、何か自分で行動を起こすことはできないのでしょうか?

先程の待遇が悪いと感じる点で多かったのは、給料と労働環境の問題です。

もしもこの二つを改善するなら、どのような行動を起こすと良いのでしょうか?

  • 園長・主任に相談をする
  • 運営側に直談判をする
  • 待遇改善の署名を集める
  • 介護・保育ユニオンに相談・加盟する
  • ストライキを決行する

まずは園長か主任に待遇改善を求めましょう

また介護・保育ユニオンなど、労働環境改善を目的とした団体に相談・加盟すると、さまざまなアドバイスをもらえますよ!

もし園長や主任も運営のやり方に不平不満を持っている場合は、改善に向けて一緒に行動してくれるかもしれません。

その他にも、待遇改善に向けて署名を集めたり、ストライキをするなどして運営に訴えることもできます

ちなみにストライキによって運営側は不当な異動を撤回し、人員増員が叶ったという実例もあります。

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就職・転職時に保育士の待遇を確認しておこう

保育士の待遇が悪いという問題は解決が難しいのですが、国の政策や女性の社会進出によって少しずつ改善してきています。

しかし現在生活が困難になるほど給料が低かったり、精神的に辛いという方は無理に我慢する必要はありません

介護・保育ユニオンなど相談できる団体もありますので、もし園内の職員に相談しづらいという方は外部機関を利用するといいでしょう。

また思い切って転職するなら、賞与昇給制度を事前に確認したり、園見学をしてから面接に挑むことをおすすめします。

 


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