保育士

保育士の給料で一人暮らしをするためには〜必要な生活費や節約方法を紹介〜

保育士の給料で一人暮らしはできる?

保育士の一人暮らしってどのくらいの費用がかかるのか、経験がないとイメージしづらいですよね。

しかも、保育士の給料で一人暮らしってできるんだろうか…と不安になります。

なぜなら、保育士の給料は一般企業に比べて水準が低いといわれているからです。

保育士の給料でうまくやりくり出来るのか、特に学生さんは気になると思います。

結論から書くと、保育士の平均給料であれば一人暮らしをすることは可能です。

ここでは保育士の平均給料と、一人暮らしに必要な生活費についてまとめています。

 

保育士の平均給料

保育士の平均給与額は2019年の時点で約24万円です。

手取りは約19万円になるので、この給料であれば保育士の一人暮らしは可能です。

でも給料に見合っていない高い家賃の物件を選ぶと、生活が苦しくなるので注意!

一人暮らしの家賃の目安は手取りの3分の1だといわれています。

保育士の給料が19万円の3分の1は64,000円となるので、この家賃を目安に物件を探してみましょう◎

ただ、保育士は勤続年数によって給料に差がありますよね。

そこで、保育士の勤続年数ごとの平均給料と、おおよその手取り額(給与額の8割で計算)、手取りの3分の1の額をそれぞれまとめました。

【男性】勤続年数別保育士の給料
勤続年数 所定内給与額 手取り 手取りの3分の1
0年 207,700円 166,160円 55,386円
1〜4年 231,700円 185,360円 61,786円
5〜9年 255,700円 204,560円 68,186円
10〜14年 278,900円 223,120円 74,373円
15年以上 327,400円 261,920円 87,306円
【女性】保育士の平均給料
勤続年数 所定内給与額 手取り 手取りの3分の1
0年 203,700円 162,960円 54,320円
1〜4年 216,500円 173,200円 57,733円
5〜9年 230,400円 184,320円 61,440円
10〜14年 241,600円 193,280円 64,426円
15年以上 268,100円 214,480円 71,493円

※所定内給与額は、超過労働給与額(残業や休日出勤の手当てなど)を差し引いた額

保育士の初任給は男性も女性も約20万円で、手取りは約16万円なので、家賃の目安は5万円前後になります。

家賃とは別に管理費用がかかってくるので注意

ただ、生活費にもっとお金がかかる場合は、給料が高くても家賃の目安を見直した方がいいでしょう。

では保育士の一人暮らしにはどのくらい生活費がかかるのか、早速見ていきましょう!

 

一人暮らしに必要な生活費

保育士の一人暮らしには、どのくらいの生活費がかかるのでしょうか?

ちゃんと給料の範囲内に収まるのか心配ですよね。

一人暮らしをする場合は、家賃の他にも以下の生活費がかかります。

  • 食費
  • 水道光熱費
  • 日用品・被服・美容費
  • 通信費
  • 医療費
  • 交際費

社会保険とは別に保険に入っている方や貯金したい方など、上記以外にも支払いがある場合は、それも含めて一ヶ月にどのくらい費用がかかるのか考えていきましょう。

まずは保育士の給料が手取り16万円(平均初任給)、家賃5万円でシミュレーションしてみました。

1ヶ月分の費用シュミレーション
項目 費用
家賃 50,000円
食費 40,000円
水道光熱費 9,000円
通信費 10,000円
日用品・被服・美容費 13,000円
医療費 7,000円
交通費 8,000円
交際費 14,000円
予備費(貯金) 9,000円
合計 160,000円

これらはすべて、一般的に一人暮らしをした場合の平均的な金額です。

保育士の給料が16万円でも、家賃5万円であれば貯金(予備費)もなんとかできます。

このように一人暮らしのシュミレーションしてみると、給料をどのように使うか考えさせられますよね。

学生時代は親からの仕送りで一人暮らしを経験したことがある方もいるでしょう。

でも、保育士として働きだして実際にもらえる給料の範囲で生活費を考えるとまた違ってきます。

意外にも食費高い!!と思った方もいるかもしれませんね。

食費は男性が約4万円、女性が約3万円かかるといわれています。

保育士として働き出すと、自炊する暇がなくてついコンビニの弁当で済ませてしまったり、外食が多くなるので、思っていたより食費がかさむことがあります。

保育士として働きだしてから一人暮らしをする場合、食費や交際費などの変動費(毎月使う額が変わる費用)の使い方に要注意です!!

 

ちなみに保育士の平均給料は手取り19万円と紹介しましたが、中には手取り12万〜13万円という人もいます。

給料が12万〜13万円でも一人暮らしは不可能ではありませんが、家賃3〜4万円でも生活はギリギリになります。

地域によっては、3〜4万円の物件がない可能性もありますよね。

給料が低いからといって安い物件を求めて職場から遠いところに引っ越すと、今度は交通費が高くなってしまいます。

給料が手取り14万円以下になる保育士さんは、積極的に節約しましょう。

 

実践!保育士一人暮らしの節約方法

保育士が少ない給料で一人暮らしをするのは大変ですよね。

先程の一人暮らしのシュミレーションでは予備費が少し残りましたが、9,000円は少し心許ない金額かもしれません。

病気などで、急な出費がある可能性も絶対にないとは言い切れません。

特に手取りが少ない保育士さんの場合は、できるだけ出費を抑えたいところ。

一人暮らしのシュミレーションをしても、「本当にこの給料で足りるかな…」と不安な保育士さんは、最初のうちは節約して様子を見るのもおすすめです。

ここでは、給料が低い保育士が一人暮らしをする時に、無理なく続けられる節約術を紹介します◎

 

毎日自炊をする

多忙な保育士さんは、一人暮らしで毎日自炊をするのは難しいと思うかもしれません。

でも一人暮らしで出費を抑えるなら、自炊をした方が圧倒的に節約できます。

ただし、やり方を間違えると失敗してしまうこともあります。

自炊の失敗例

  • 面倒で手抜きになってしまう
  • 忙しくて作る暇がない
  • 逆に食費がかさんでしまった

失敗例を見ると、「自炊って大変そうだな…」「うまく出来るかな?」と不安に思いますよね。

でもたった2つのポイントに気をつければ、自炊生活の継続が成功しますよ◎

自炊成功のポイント

  • 休日など時間がある時に作り置きをしておく(冷蔵で2〜3日、冷凍で2〜3週間保存可能)
  • 1日分の食事を小分けしておく

自炊成功のポイントは作り置きです。

時間がある時に1週間分を作り置きしておけば、あとはレンジで温めるだけでOK。

コンビニで買ったご飯を温めるのと同じく手間がかかりません。

冷凍保存なら2週間ほど持つので、ラップなどに作った日付を書いて保存しておくと「これいつ作ったかな…?」となる心配もありませんよ◎

毎食作らなければならないわけではないんです。

こうやって上手に負担を減らすことで、自炊が続けやすくなるんです。

どうしても作る時間がない時はコンビニのお弁当でもOKですが、できるだけ自炊しようと心がけておくことが大切です◎

また、1日分の食事の量を決めて小分けしておくことで、食べすぎを防止することができます。

自分で好きなだけ作って食べることができるので、ついつい食べすぎてしまうパターンが意外と多いんです。

ただし、自炊でも1回の食事で2食分を食べてしまうと、逆に食費がかさんでしまいます。

食べすぎてしまっては節約の意味がありません!

でも、食事1回ごとにおかずやご飯を小分けしておけば、食べる量を調整できますよね。

また、小分けすることで食品の品質を保つことができますよ◎

お昼はお弁当を作って持っていくという保育士さんも、お弁当の作り置きはとっても便利です!

 

昼食は給食を利用する

保育士の場合、施設によっては給食でお昼を済ませることができます。

保育士の給食費は4,000円〜6,000円というところが多く、給食費はその月の給料から引かれます。

給料が少ないと悩む保育士さんなら、給食を利用した方が圧倒的にお得!!

もし1ヶ月の出勤日が22日で給食費が6,000円だった場合、昼食1回分の食費は272円なんです◎

もし上記の一人暮らしのシュミレーション通りに1ヶ月4万円で食事をした場合と比べて、どのくらい節約できるのか見てみましょう!

※1ヶ月30日の場合の1日の食費

1日の食費比較
  給食費を利用した場合 4万円以内で食事をした場合
444円 444円
272円 444円
444円 444円
1日の食費 1,160円 1,332円

なんとお昼を給食にするだけでも、1日の食費が172円もお得になるんです!!

では1ヶ月続けた場合、どれだけ節約できるのでしょうか?

 

一ヶ月の給食費が6,000円で出勤日22日、休日が8日だとします。

出勤日の1日の食費が1,160円、休日が1,332円になります。

これを単純計算すると…

1,160×22+1,332×8=36,176円

になるんです!!

月4万円の食費と比べると、3,824円もお得になりますよ◎

さらに朝食・夕食を自炊すればもっと節約することができます。

1日完璧に自炊するのが難しい…という保育士さんは、お昼は給食を利用して朝・夕だけ作り置きすれば負担は少なくなりますよね。

 

住宅手当を利用する

一人暮らしをする保育士さんは、できるだけ家賃を抑えたいですよね。

だったら、住宅手当借り上げ社宅制度などを利用しない手はありません!

どんな制度があるのか、まずはまとめて見てみましょう◎

  • 住宅手当・・・企業が家賃の一部を支給してくれる
  • 借り上げ社宅制度・・・企業が賃貸物件を契約して、そこに従業員が住む制度。物件を選ぶこともでき、自治体から助成金が出る場合(保育士宿舎借り上げ支援事業)もある。企業側の負担は6〜8割程度
  • 社員寮(社宅)・・・企業が用意した従業員のための住居。物件を選ぶことはできない。住居者の負担額は1ヶ月1万〜2万程度

このような手当てや制度などがある場合は、利用することをおすすめします。

特に新卒の保育士は給料が少なく、学生時代に貯めたバイト代は就活で使ってしまったという方もいるでしょう。

社員寮は嫌かもしれませんが、新人保育士のうちは初期費用を工面するのも大変です。

とりあえず1〜2年社員寮で一人暮らしをして、貯蓄してから退去するのも一つの方法です。

これらの制度は正社員の保育士のみに対応しているところが多いので、正社員以外の雇用の場合どうなるのか確認しておきましょう。

 

交際費をなるべく使わない

社会人になり、保育士として働き始めると交際費を支払う場面が少なからずあります。

この交際費を抑えることも、一人暮らしの節約方法の一つです。

そもそも交際費とはどんな費用のことを言うのでしょうか?

交際費とは・・・仕事上で接待や慰安、供応、贈答などにかかる費用のこと

保育士の場合、大きい出費になる交際費は冠婚葬祭です。

いつくるか分からない出費であり、場合によっては5〜10万円包むこともあります。

このような冠婚葬祭でどのくらい包むかは、その人との関係性がポイントになります。

ご祝儀の相場

  • 友人・・・3万円
  • 上司・・・3〜5万円
  • 親戚・・・5〜10万円

香典の相場

  • 友人・・・5千円
  • 兄弟・姉妹・・・3万円
  • 親戚・・・1万円
  • 隣人・・・5千円
  • 会社関係・・・5千円

香典の場合は年齢によっても金額が変わることがあります。

だからこそ、保育士の友達や先輩から言われた金額を鵜呑みにして、そのまま包むのはNG

保育士に関わらず年齢や立場、関係性によって金額は異なるので、しっかりと相場を調べて包み過ぎないようにするだけでも節約になります。

相場では足りない!といわれることはありませんので、安心してください◎

逆に多く包んでしまうと、相手側に気を使わせることにもなります。

 

また保育士になったら、歓送迎会、忘年会、新年会、慰労会、親睦会などの社会人としての付き合いが出てきます。

この時の会費、3,000円〜4,000円と意外と高いんですよね。

ただでさえ給料が低いのにこんなに会費が高いなんて…!!と一人暮らしを考えている保育士さんは驚くかもしれません。

このような保育士の飲み会は、「給料が低くて生活が苦しいから不参加で…」なんて言えません。

その代わりに、二次会・三次会への参加を控えることで、交際費を抑えるようにしましょう!

 

スマホはSIMフリーにする

給料が低くて高額なスマホ代に悩む保育士さんは、SIMフリーのスマホに乗り換えることをおすすめします。

いわゆる「格安スマホ」といわれているものです。

SIMとは・・・電話番号やメールアドレスなどの個人情報が入っているICカードのこと。SIMカードがなければ電話やメール、Wi-Fiなしでのネットの利用ができない

SIMロックされていると、その端末は契約した会社のSIMカードしか使用することができません。

しかしSIMフリーにすることで、端末はそのまま機種変更せずにSIMカードだけ別の会社のものを使うことができるのです。

つまり、これまではA社からB社に乗り換える時には、携帯の端末も買い換えなければなりませんでした。

しかし、端末を買い換えることなくSIMカードだけ差し替えることができるようになったというわけです。

現在SIMロックされている端末を使っている方は、ロックを解除できないか契約会社に問い合わせて確認してみましょう。

 

SIMフリーにすることで、これまで主流になっていた携帯キャリア3社以外の格安プランも選べるようになりました

安いところでは、たっぷり20G(音声通話+データ通信)で、データ通信量が約2,000円のところもあります。

今まで給料が低いのに、スマホ代が5,000円以上もかかっていたという保育士さんは、一人暮らしをする前にスマホ代を見直してみてください。

 

衝動買いをしない

ストレスが溜まったりすると、思わず衝動買いする保育士さんも多いのではないでしょうか?

これは一人暮らしじゃなくても、ただでさえ保育士の給料は低いのに「やってしまった!」と思いますよね。

そこで、保育士さんがどんな時に衝動買いをしてしまうのか調べてみました!

保育士がやりがちな衝動買い

  • 保育士の仕事用の服を買うつもりだったのに、思わずかわいい服を見つけてたくさん買ってしまった
  • 仕事のストレスで甘いものが欲しくなって、お菓子やアイスを衝動買い
  • 仕事で使えそうなマスキングテープや雑貨を衝動買い

保育士さんは特にキャラ物の衣服には目がないようです。

なぜなら、保育園なら気にせずに好きなキャラクターの衣類を着ることができるから。

でもあれもかわいい、これもかわいいと手に取ってしまい、「気づいたら大量に買ってた!」なんてことに。

特にロープライスのブランドは「安いから大丈夫」と思ってしまい、値段や量を考えずに買いすぎてしまうので要注意です。

また、お菓子やアイスを爆買いしてしまったという保育士さんもいました。

でもお菓子やアイスは1個300円するものもありますよね。

一人暮らしの食費を4万円でシュミレーションした時、単純計算で1食分は444円でした。

貴重な食費を、お菓子やアイスで消化してしまうのはもったいないです。

賢く一人暮らしをするなら、スーパーやコンビニに行く時は必要なものを予めメモして、そのコーナー以外は見ないようにしましょう!

そして保育士さんの衝動買いで多かったのが、「仕事で使えそう」という理由で雑貨などを買ってしまうパターンです。

「仕事で使えそう」なものではなく「仕事で必要」なものを買うように意識すると、無駄遣いしにくくなりますよ◎

 

一人暮らしのメリット・デメリット

保育士の少ない給料で一人暮らしをする場合、メリットデメリットが気になりますよね。

保育士さんの中には、給料のことを考えてやっぱり実家から通うか悩んでいる方もいると思います。

そこで保育士さんの一人暮らしのメリット・デメリットを紹介します。

一人暮らしのメリット

  • プライベートの時間が確保できる
  • 部屋を自分好みにデザインできる
  • 友達を呼びやすい
  • 職場から通勤しやすい
  • お金の管理能力が身につく

一人暮らしのデメリット

  • 引っ越し費用がかかる
  • お金のやりくりが大変
  • 自分のために使えるお金が少ない
  • 家事が大変
  • 食生活が乱れがちになる
  • 家に帰っても話す相手がいない

保育士の一人暮らしの一番のメリットは、プライベートな時間をしっかりと確保できることです。

実家暮らしだと、仕事から帰った後に家事を手伝ったりする保育士さんもいるのではないでしょうか?

結局仕事から帰って一息つく間もなく就寝…なんて生活を送っている保育士さんに一人暮らしは魅力的です。

保育士の一人暮らしのデメリットはやはり金銭面が多いです。

つまり給料がどのくらいもらえるかによって、一人暮らしの生活水準が保てるかという問題にもなってきます。

家事や食生活に関しては慣れるまでが大変ですが、慣れればそこまで苦ではありません。

ですが、貯金ができないほど給料が低いのに一人暮らしをしてしまうと、遊ぶ余裕さえないほどギリギリの生活になってしまう可能性があるんです。

一人暮らしに興味を持っている方は、まずは給料やお金の使い方を考えた上で他のメリット・デメリットに目を向けるといいでしょう。

 

一人暮らしできる給料がもらえる園に転職しようかな…」

転職を考え始めたら『保育士バンク!』で保育の求人を探そう♪

記事はコチラ

 

保育士の一人暮らしは難しいケースもある

一人暮らしをしたいという保育士さんは、まず今の給料で生活ができるのかシュミレーションしましょう。

一人暮らしをするなら、最低でも給料が14万円はほしいところです。

12万円〜13万円台になると一般的な生活水準が保てなくなるので、一人暮らしはおすすめしません。

どうしても一人暮らしがしたい保育士さんは、給料や待遇が良いところを中心に求人情報で探してみると良いでしょう。

保育士の求人情報に書かれている給料は額面給与なので、手取りではありません。

額面給与から約2割引いた額が手取りのおおよその金額になります。
手取りを計算して、給料が14万円以下になる場合は注意してくださいね。

 

また給料以外では、住宅手当借り上げ社宅制度などもチェックしましょう!

保育士が一人暮らしをするとなると費用の工面も準備も大変ですが、しっかりと計画を立てて損はありません。

月々の給料の使い方を考えつつ、一人暮らしを検討してみてください。


こちらも読まれています

保育士の給料って誰が決めるの?なぜ年収が安いのかその原因を徹底調査!

記事はこちら

-保育士

© 2021 保育士転職研究所