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保育士の退職が多い理由とは?辞めたくなる人の悩みや労働環境について

保育士の退職が多いとニュースでも話題に

保育士の一斉退職など、ニュースでもその話題を目にしたことがある方もいるのでは?

保育士退職する人が多い職業だと昔からいわれています。

保育園は人手不足といわれるのも、退職者が多いからです。

そのため、国は人材確保のために給料を底上げしたり、退職した人が復帰しやすいように対策を打ち出しています。

具体的な政策や保育士の退職が多い理由などについては、後ほど詳しく解説していきますね!

ここでは保育士がどのくらい退職しているのか、まずは離職率や平均勤続年数を見ていきましょう◎

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保育士の離職率を調査

保育士は退職が多いといわれますが、実際にはどのくらいの人が退職しているのでしょうか?

分かりやすいように、勤務者退職者離職率をあわせてまとめました!

【保育士】勤務者と退職者(平成28年10月1日〜平成29年9月30日)
  勤務者 退職者 離職率
公立 118,481人 6,941人 5.9%
私立 288,806人 30,775人 10.7%
全体 407,287人 37,716人 9.3%

保育士は1年間で37,716人が退職しており、私立で働く保育士の離職率は10%を越えています。

また、公立に比べると私立の方が退職する人が多いのが分かります。

私立・公立の全体の保育士の離職率は9.3%ですが、これだけでは他の職業と比べて本当に退職者が多いのかイマイチ分かりにくいですよね。

そこで職業全体の退職者も調査しました!

労働者と退職者(平成29年)
  労働者 退職者 離職率
男性 27,782,100人 3,624,100人 13.0%
女性 21,627,500人 3,720,800人 17.2%
全体 49,409,500人 7,345,000人 14.9%

実は職業全体で比べると、保育士の離職率は低いんです

ちなみに産業別で見ても、保育士の退職者数はそこまで高くありません。

保育士よりも離職率が低い産業は、建設(8.4%)、複合サービス(7.7%)などです。

保育士よりも離職率が高い産業は、宿泊・飲食サービス(30.0%)、生活関連サービス・娯楽(22.1%)などです。

 

宿泊・飲食サービスの離職率が高い理由は、パートタイムでの雇用が多いからだと考えられます。

なぜなら、職業全体の一般労働者の離職率は11.6%に対して、パートタイムの離職率は25.5%と飛び抜けて高い数値だったからです。

保育士は資格が必要なので、学生のアルバイト・パート雇用が少ない分飲食サービスなどに比べると離職率が低いようです。

それでも、保育士は退職する人が多いといわれていた割には、他の職業と比べるとそこまで多いわけではないことが分かりますよね!

 

保育士の平均勤続年数は?

退職する保育士が多いといわれる理由を調べていると、どうやら勤続年数も関係していることが分かりました。

保育士の平均勤続年数男性が6.4年(32.4歳)女性が7.8年(36.1歳)です。

職業全体の平均勤続年数男性が13.5年(43.3歳)女性が9.4年(41.1歳)です。

 

職業全体の平均勤続年数と比べると、保育士の場合は長く続ける人が少なく若い人の退職が多いことが分かりますよね。

特に男性は保育士の割合も少ないのに、続ける人も少ないという現状です。

先程の保育士全体の離職率は、他の産業と比べて少ないように見えましたが、こうして平均勤続年数を見ると別の捉え方もできますよね。

ではなぜ職を離れる若い保育士が多いのでしょうか?

次は退職が多い理由について解説していきます!

 

退職が多い理由は?

退職する保育士が多いのは様々な理由が考えられます。

考えられる理由の一つは、保育士は女性の割合が多い点です。

女性は妊娠・出産・育児で職を離れることがありますよね。

昔はこれが、保育士の退職が多い一番の理由といわれることもありました。

しかし近年では働き方が変わって、女性の妊娠・出産・育児が退職理由とは限らなくなりました

 

なぜなら妊娠・出産・育児を経て、落ち着いた頃に再び働き出す女性が増えているからです。

つまり、職場が産前・産後・育児休暇を設けていれば、保育園の退職者が減る可能性が高くなるということです。

実際に、休暇制度が充実している公立保育園の退職者数は少なく、5%程度にとどまっていましたよね。

一方で私立保育園は、産前・産後・育児などの休暇制度を設けている保育園は少ないのが現状です。

 

また、子供を持つ保育士さんが働きにくい労働環境や低賃金も離職に繋がっているようです。

労働環境や賃金問題は男女関係なく、多くの人が退職理由として挙げています。

ここからは、労働環境や賃金にどのような問題があるのか見ていきましょう!

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労働環境や給料に不満がある

労働環境や賃金問題は、退職理由ランキング1位・2位にランクインするほど深刻です。

まずはどんな問題があるのかまとめました。

労働環境・賃金問題

  • 仕事量が多く休みが取れない
  • 残業代が支払われない
  • 持ち帰りの仕事が多い
  • 給料が安い
  • 待遇が悪い(福利厚生・休暇制度・手当てが充分でない)
  • 男性用の更衣室・トイレがない
  • 短時間労働の雇用が少ない

すべての保育園がこのような問題を抱えているわけではありません!

ただ、休む暇もなく低賃金で長時間労働させるブラックな保育園も少なからずあります。

そういった職場で働いている方が退職を考えるようです。

また子供を持つ保育士さんは、短時間労働でも安定した給料がもらえる正社員雇用を希望する方もいます。

しかし、保育園では短時間労働での正社員雇用は少ないですよね。

また短時間労働での雇用だったにも関わらず、フルタイムで入って欲しいと言われたため退職したという方もいました。

 

そしてこれは男性ならではの理由ですが、男性用の更衣室やトイレがない環境の悪さ、そして給料の低さが退職理由にもなっています。

保育園に勤務する保育士のほとんどが女性で、男性保育士用の設備が整っていないところもあります。

女性と設備を共有することの気まずさがあり、肩身が狭いと感じてなかなか続かないという方が多いようです。

また、近年では共働きが増えてきていますが、家族を養わなければならないという男性もまだまだ多いです。

そのため、他の職業に比べると給料の水準が低い保育士では家族を養うことができず、職を離れてしまうのです。

これらが保育士の退職が多い理由となっているのです。

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働き方改革による労働環境や待遇の変化

保育士はよく退職者が多いといわれる職業ですが、働き方改革待機児童対策によって問題視されていた労働環境や待遇面が改善されてきています。

どのような変化があったのか、すでに退職して復帰を考えているという方は要チェクです!

労働環境・待遇の変化

  • 短時間労働など雇用の多様化(長時間労働を防ぐ)
  • 保育補助者を増やして保育士の負担軽減
  • 給料が底上げされた(平成25年度以降約14%改善※月収約45,000円)
  • 役職が増えて昇進・昇給しやすくなった
  • 年5日の年次有給休暇義務化
  • 休暇制度を取り入れる園が増えた
  • 労働の見直し・PC導入
  • 男性OKの保育園が増えた

働き方改革や待機児童対策によって、労働環境・給料問題が改善された保育園もあります。

昔よりも断然働きやすくなっている保育園が多く、最近では産後・産前・育児休暇を設けているところも増えてきています

また求人情報を見ると、男性保育士を積極的に雇用しているところもあり、設備も整ってきているようです。

今後働き方改革や待機児童対策が進めば、もっと離職率は下がっていくと考えられます◎

復帰を考えているという有資格者の方に向けた貸付制度もあるので、厚生労働省の保育関係をチェックしてみてくださいね!

 

長く勤務できる保育園に就職しよう

もし復帰を考えているのであれば、長く勤務できる保育園に就職したいですよね。

先程、働き方改革と待機児童対策で労働環境や給料が改善したと紹介しましたが、全ての保育園が改善しているわけではありません。

未だに若い保育士の退職が多いのは、労働環境や給料が改善していない保育園もあるからです。

もし復帰を考えている方は、給料だけでなく福利厚生休暇制度手当てが充実しているかをチェックしましょう。

また、面接前になるべく園見学をして働き方を見ておくと安心ですよ◎

保育園は有効求人倍率が高いので、急いで探す必要はありません。

ぜひ自分のライフスタイルに合った働き方ができる保育園を、じっくり探してみてください。


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