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保育士は短大と専門学校で給料が変わるの?学歴による待遇の違いや収入について調査

保育士は短大・専門学校で給料に違いはある?

保育士になるには資格が必要ですが、資格は短大や専門学校で取ることができますよね。

実務経験を早く積みたい場合、最短2年で卒業できる短大や専門学校で資格を取ろうと考えている方も多いのではないでしょうか?

短大と専門学校は学歴が似ているようにも感じますが、いざ保育士として働いたときに給料に差が出ることはあるのか気になりますよね。

結論から書くと、短大と専門学校では給料に違いはほとんどありません!

なぜなら、保育士は学歴よりも実務経験や勤続年数が重視されるからです。

4年制大学は、保育士だけでなく他の教科まで幅広く学ぶことはできますが、保育士として必要な教養は短大と専門学校でも充分身につきます。

それに大学を卒業していたとしても、現場で即戦力として働くことができるとは限りません。

だから保育士の給料は、大卒でも短大卒でも専門学校卒でもほぼ変わらないのです。

 

ただ公務員の保育士さんや、幼稚園教諭免許を取得している保育士さんは例外です。

ここからは、公務員保育士と幼稚園教諭免許を持つ保育士の給料が、学歴にどう影響されるのか詳しく解説していきます。

 

公務員は大卒と高卒で給料に差が出る

公務員保育士の場合は、大卒・高卒で給料に差が出ます。

  • 高卒は、一般的に大学・短大・専門学校には行かずに、保育士試験を受けて資格を取得した方です。
  • 大卒は、2年制の短大・専門学校とは違い、4年制大学に通って保育士の資格を取得した方のことですよね。

 

自治体にもよりますが、初任給は大卒が約20万〜17万円短大・専門学校卒が約18万円〜17万円高卒が約16〜15万円(地域手当て込み)です。

こうして見ると、大卒と短大卒・専門学校卒はそこまで差はないものの、大卒と高卒を比べるとそこそこ差が開いていることが分かりますよね。

なぜ差が開いているのかというと、公務員の場合は1年ごとに定期昇給されるからです。

高卒の人が22歳(大卒と同じ年齢)になった時に、定期昇給によって大卒の初任給と同じくらいの給料になるように調整されているといわれています。

とはいえ定期昇給の額は、その人の能力によって異なります。

高卒でも能力が高ければ、22歳(大卒と同じ年齢)になった時に大卒の初任給よりも高いお給料をもらえる可能性だってあるのです。

ただ高卒は初任給が低いので、一人暮らしなどを考えている方は注意が必要です。

 

一方で短大卒・専門学校卒の初任給は、高卒のように極端に低いところは少ないようです。

これから公務員保育士を目指すという方は、自分が就職する地方の公務員募集要項で初任給を確認してみましょう!

 

幼稚園教諭免許も取得している場合

保育士さんの中には、認定こども園で働くために幼稚園教諭の免許を取得している方もいると思います。

幼稚園教諭の場合は学歴によって取得できる免許が違いますよね。

  • 大学院卒→専修免許状
  • 大学卒→一種免許状
  • 短大・専門学校→二種免許状

一般的には免許の違いで、給料にそこまで影響が出ることはありません。

ただ質の高い教育にこだわっている幼稚園などは、院卒と大卒の給料を高く設定しているところもあります。

幼稚園や認定こども園の方針によって学歴が重要になるケースもあるので、勤務したい園の募集要項や雰囲気はしっかりと調べておきましょう!

 

また、今後幼稚園や認定こども園で園長を目指したいという方もいるでしょう。

園長になれば給料も大幅にUPしますよね!

幼稚園や認定こども園の園長になるには、原則として幼稚園教諭の免許は一種免許状が必要になります。

将来キャリアアップを目指す方は、短大・専門学校ではなく大学で幼稚園教諭の免許を取ることをおすすめします。

 

保育士の短大・専門学校で学べること

保育士になるために学校を探していると、短大と専門学校それぞれどのような違いがあるのか疑問に思いませんか?

短大でも専門学校でも給料はほぼ変わらないので、どっちでも良いのかなと思うかもしれません。

でも学び方が大きく違ってくるので、どちらが自分に合っているのか把握しておくことは大切ですよ◎

  • 短大・・・保育士に関することだけでなく一般教養など学ぶ項目が多く、卒業後は保育士以外の道を選びやすい。また実績のある短大は求人が集まりやすく、就職しやすい
  • 専門学校・・・大学ほどの学力は求められず、保育士について専門的に学ぶことができる。実習がたくさんあり、卒業後に即戦力として働きやすい

専門学校は、短大より保育士について集中して学ぶことができます。
早く働いて実績を積んで給料UPしたい!という方にもピッタリです。

近年では、幼稚園教諭の免許と保育士の資格を同時に取れる専門学校もあるので要チェックです!

ただ専門学校はその特性から、卒業後は一般職に就職しづらいのがデメリットです。

保育士を目指したいけど、他の福祉や教育に関連する分野にも興味があるという方は短大を選ぶといいでしょう。

 

保育士は実力や勤続年数によって給料に差が出る

冒頭でも軽く触れましたが、保育士の給料は学歴よりも実力や勤続年数または経験年数で差が出ます

どのくらい差があるのか、経験年数0年、1〜4年、5〜9年、10年〜14年、15年以上の保育士の給料を比較して見てみましょう◎

保育士の経験年数別平均給与額
経験年数 0年 1〜4年 5〜9年 10年〜14年 15年以上
男性 207,700円 231,700円 255,700円 278,900円 327,400円
女性 203,700円 216,500円 230,400円 241,600円 268,100円

このように、経験を積むごとに給料が上がっていくことが分かりますよね!

短大・専門学校卒でも役職に就けば、10万円も給料がアップする可能性もあるんです。

実際に、国が待機児童対策のために行っている処遇改善は、実力や勤続年数が要になってきます。

どのような制度なのか詳しく見ていきましょう!

 

勤続年数による昇給制度

勤続年数で加算率が決まる昇給制度は、処遇改善等加算Ⅰといいます。

保育園に勤務する職員一人

当たりの平均勤続年数に応じて、給料が加算されるシステム(基礎分)です。

平均勤続年数が0年の場合は2%加算され、1年ごとに1%ずつ加算率がアップしていきます。

そして10年以降は一律12%の加算となります。

つまり園に務める保育士の勤続年数が要になるんです。

 

加算分は運営が配分を決めて給料に反映させます。

配分方法に決まりはないので、均等に配分されることもあれば、実力のある人を優先的に加算することもあります

配分は運営次第ですが、もちろんこの加算は学歴関係なく、短大卒や専門学校卒の保育士も対象です。

この制度を見ると、学歴よりも勤続年数が重視されていることがよく分かりますよね。

 

また条件を満たした保育園は、この基礎分の他に賃金改善要件分が加算されます。

賃金改善要件分は一律5%(勤続年数11年以上は一律6%)加算されます。

これは、園側がどれだけ給料の改善や質の向上の取り組みをしているかによって、加算されるかが決まります。

 

スキルアップして役職を目指す

幼稚園とは違い、保育園は学歴に関係なくスキルアップを目指すことができます。

保育園にはどのような役職があるのでしょうか?

保育園の役職

  • 園長
  • 主任保育士
  • 副主任保育士
  • 専門リーダー
  • 職務分別リーダー

※役職名は園によって異なります

副主任保育士・専門リーダー・職務分別リーダーは処遇改善等加算Ⅱによって、新しく増えた役職です。

その役職に就く実力があると保育園側が判断すれば、誰でも就任することがきます。

ただ役職に就くには、短大や専門学校で習わなかった内容の研修を受けたり、ある程度の実務経験年数が必要があります。

昇進後はもちろん、5,000円以上の給料UPが期待できますよ◎

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保育士は学歴よりも実力重視!

処遇改善等加算Ⅰの基礎分や、保育士の昇進の条件を見ると、保育士は学歴よりも実力が重視される世界であることが分かります。

短大・専門学校卒でも役職を目指すことができるので、モチベーションも上がりますよね!

できるだけ給料を上げたいという方は、実務経験を積んでみんなのリーダーになれるような保育士を目指しましょう!!

また給料に関しても学歴はほとんど関係ありませんでしたね。

そのため、もう保育士になると心に決めている方は専門学校一般職への就職も考えている方は短期大学を選ぶといいかもしれません。

学校によって学べる項目がガラリと変わってくるので、学校を選ぶ時にはしっかりと調べておきましょう!

 


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