保育士 保育士転職

保育士の年収は?公務員と私立保育士を比べた時の待遇の違い

保育士の年収は公務員と私立で違う

保育士はよく年収が低いといわれていますが、実は公務員保育士と私立などの民間の保育園の保育士では、給料に大きな差があります。

一般的には私立の保育士よりも、公務員保育士は年収が安定しているといわれています。

そのため、公務員保育士の年収はそこまで低くはありません

 

むしろ公立保育園の方が年収や待遇が良いので離職率が低く、40代以上のベテランさんも働き続けていることが多いのです。

では公立と私立でどれほど保育士の年収に差があるのか、また年収に違いがある理由について解説していきます。

保育業界の転職なら業界トップクラスの求人数と話題の保育士バンクがおすすめ!

多くの保育士が利用した保育士バンクのサービス内容を調べてみました♪

記事はコチラ

 

公立と私立保育士の平均年収

公立と私立の保育士の平均年収は、それぞれどの位なのでしょうか?

ここではまず「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果」という資料に保育士の平均月収が集計されているのでこちらを参考に見てみましょう。

保育士の平均月収(1/12の賞与込み)
職種 私立 公立
施設長 565,895円 632,982円
主任保育士 422,966円 561,725円
保育士 301,823円 303,113円
保育補助者 223,584円 148,720円

このように比べると、資格なしの保育補助者は私立の方が月収が高いのですが、保育士の月収は公立のほうが高いことが分かりますね。

この集計を元に年収を計算すると、保育士の年収は私立が362万円公立が363万円であることが分かります。

こうして見るとそこまで差がないと感じますが、おそらく多くの保育士さんがこう思うでしょう。

こんなに給料高くない!

 

実際に保育士の求人情報を見ると、東京の求人の額面給与額の月給は24万円前後ですが、地方では正社員雇用でも月給16万〜18万円ととても低いのです。

月給17万円の年収は261万円(平均賞与額込み)になります。

公立保育園の場合は自治体によって額が違いますが、決まって支給する現金給与額があるので、保育士はだいたい23万〜24万円と平均に近い額を受け取れます。

公立・私立で比べても差はないように感じますが、上記の年収はあくまで平均値です。

実は一部の私立保育園の年収はとても低いのです。

 

公立と私立の違い

ここまで公立と私立で年収に差がある理由は大まかに二つあります。

  • 経営者が違う
  • 私立には認可・認可外の保育園がある

公立保育園の場合は経営をしているのが自治体です。

そのため、公立保育園で働いている保育士は公務員で、自治体からの補助金も出ます

 

対して私立保育園は社会福祉法人やNPO法人、企業など運営母体が保育園によって違います。

ただその分、公立保育園とは違って音楽や教育に特化しているなどそれぞれの園で特色があります。

また私立保育園は認可・認可外の園に分かれています。

認可保育園国が定めた基準を満たした園なので補助金が出ます

 

認可外保育園は国が定めた基準を満たしてはいないものの、保護者のニーズに合わせた保育園が多くあります。

例えば夜間保育や休日預かりなどです。

ただ認可外保育園は一般的に補助金が出ません。

公立・私立、そして認可・認可外にはこのような違いがあるのです。

 

同じ保育士なのに年収に違いがある理由

ではなぜ公立・私立や認可・無認可での給料の差が大きいのでしょうか?

それは補助金が出るか出ないか、またその補助金をどこに使用しているかによります。

公立は補助金が出る上にきちんと決まった額が公務員保育士に毎月支払われます。

だから公務員保育士は年収が安定しているのです。

対して私立の無認可保育園は補助金が出ないので、保育料での運営が基本です。

そのため保育料が他の園よりも高い傾向にあるのですが、保護者の需要を考えるとそこまで高額にすることはできません。

その分人件費が抑えられることがあるのです。

これが年収に差が出る原因の一つです。

 

また補助金が出る認可保育園で働いていても年収が低いところもあります。

その理由は、利益を目的とした経営をしている私立保育園があるからです。

つまり補助金を正しく使わず、保育士の給料に当ててくれないというケースがあるのです。

実際にこれは問題にもなっており、認可保育園でも労働環境の改善を求めて保育士のストライキが起こったことがあります。

このように補助金を受け取っていたとしても、悪徳な経営が原因で保育士の年収が低いこともあります。

こちらも読まれています

保育士の給料少ない理由とは?ブラック保育園の実態

記事はこちら

 

公務員の給料以外のボーナスや退職金は高い?

先程の保育士の年収を紹介した時にはすでに賞与込みで紹介しましたが、賞与だけだと一般的な保育士はどのくらいもらっているのか気になる方もいると思います。

公務員保育士の場合、ボーナスは自治体によって違います。

東京は月給の4.65月分の賞与をもらうことができます。

およそ70万〜80万ほど受け取ることになるので、とても高額なことが分かります。

ちなみに私立保育士の場合は一律で決まっていないので、支給額は約2ヶ月分といわれています。

そして退職金も公務員保育士はきちんと用意されます。

公務員なので地方公務員と同等の額が支払われます。

ただ私立の場合は必ず払わなければならないという決まりがないので、短期間しか働いていないと退職金は支払われない可能性もあります。

 

公務員保育士になるためには

公務員保育士は自治体によって倍率に差があり、だいたい1.5倍〜20.5倍です。

これは公務員保育士の募集は毎年行われるわけではなく、募集人数も毎回定まっているわけではないからです。

なぜ毎年公務員試験が行われないのかというと、欠員を補充する必要がある時だけに試験が実施されるからです。

ちなみに公務員試験に受かったとしても、仕事が来なければ働けないという場合もあります。

公務員保育士の資格は、1年以内に公立保育士に配属されなければ失効されてしまいます。

ただ欠員や増員という目的で行われるので、受かったけど結局公務員保育士として働くことはなかったということはめったにないようです。

 

保育士の公務員試験に応募する方法

保育士の公務員試験は受ける自治体の募集要項を必ずチェックしておきましょう。

公務員試験は応募期間が決まっているので、期間が過ぎないように気をつけてください。

また採用試験の前に別途面接などが行われる場合もあるので、確認したのちに申し込みましょう。

 

多くの自治体では4月ごろから募集が始まり、5月頃から一次試験が始まります。

しかし、自治体によって試験の時期も異なりますので事前に調べておきましょう。

また受験資格も自治体ごとで違い、年齢制限居住制限があることも。

いつまでも公務員保育士を目指せるというわけではないのです。

 

保育士の公務員試験の内容

保育士の公務員試験はどのような内容なのでしょうか?

保育士の公務員試験の内容

  • 一次試験…教養試験(高卒程度の5教科・現代文・政治・経済・科学・物理)、専門試験
  • 二次試験…実技、面接、作文

一次試験の教養試験、専門試験に関しては過去3年間の問題をしっかりと勉強することが必要だといわれています。

たまに保育とは関係のない問題も出されることもあるので、特に教養試験には力を入れた方が良いです。

ちなみに公務員試験に対応した学校などもありますよ。

 

公務員保育士になるデメリットはある?

公務員保育士は年収も安定しているので、メリットだらけではないかと思う方もいるかもしれません。

しかし実際に公務員保育士として働かないと分からないようなデメリットもいくつかあります。

公務員保育士のデメリット

  • 希望の園で働けない
  • 異動しなければならない
  • 保育方針がどこも同じ
  • 人間関係が難しい

公務員保育士は異動があります。

異動前には希望調査もありますが、その希望が通らない可能性もあります。

そして公立保育園はどこも保育方針やサービス内容が同じです。

自分の理想の保育方針が通らないので、それが負担だと思ってしまうことも。

 

また公立保育園には長年働くベテラン保育士もいます。

そんなベテラン保育士と関係を築くのが難しいと感じる方もいるようです。

 

年収アップを狙うなら公務員を目指そう

公務員でもデメリットはあるものの、年収アップにはとても期待できます

正当な額の給料が支払われないような私立保育園に比べれば、将来を考えても安心感がありますよね。

 

ただ公務員試験に受かるためにはそれだけの準備や時間、お金がかかります

不安な方は公務員試験の勉強をしつつ、私立保育園への転職も視野に入れておくといいでしょう。

ただ合格すれば安定した年収が受け取れるので、給料面で悩む保育士さんは一度公務員という選択肢も考えてみてください。


「給与が上がらない!転職の時期かも?」と思ったら保育士バンクで仕事を探そう♪

たくさんの保育士さんが登録する保育士バンクの魅力を徹底解説します!

記事はコチラ

-保育士, 保育士転職

© 2022 保育士転職研究所