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保育士9年目の給料を調査!勤続年数で給料がどれくらい変わるのかチェック

保育士9年目の給料・年収まとめ

保育士9年目になると、みんなどのくらいの給料をもらえているのか気になり始めた方もいるのではないのでしょうか?

保育士9年目はもうベテランなので、副主任や各種リーダーなどの役職についている人が多いといわれています。

その他にも新人教育を任されたりと、責任のある仕事が増えている方もいるでしょう。

働き方が変われば、その分給料も変動しますよね。

そんな保育士9年目の給料は一体どのくらいになるのか、早速調査してみました!

保育士5〜9年目の平均給与額
性別 給与額
男性 255,700円
女性 230,400円

保育士5年〜9年目の保育士の給料は男性約25万円、女性約23万円です。

つまり、年収は男性約300万円女性約276万円となります。

一般企業の社会人9年目の平均年収は男性約370万〜480万円、女性315万〜375万円といわれているので、とても低いことが分かりますね。

保育士9年目になると、結婚して子供がいてもおかしくはないですが、家族を養うには心もとない金額です。

保育士9年目の給料の現状に、不安に感じる保育士さんも多いのではないでしょうか。

 

新米と9年目では給料にどのくらい差がある?

保育士9年目の給料は、決して高いとは言えない額でした。

保育士さんの中には「新米の頃から給料が上がっていないような気がする…」なんて思っている方もいるようです。

そこで新米保育士保育士9年目では、どのくらい給料が違うのか比較してみました!

保育士0年目と5〜9年目の平均給与額比較
性別 0年目 5〜9年目
男性 207,700円 255,700円
女性 203,700円 230,400円

こうして0年目と5〜9年目の平均給与額を比べると、男性保育士は約4.8万円、女性は約2.6万円UPしている事が分かりますね!

実際に自分はどのくらい変動があるのか、初任給と現在の給料を比べてみてください。

 

20代から60代までの年齢別給料比較

保育士の給料は主に勤続年数によって変動することが多いのですが、年齢によっても差があります。

ここでは男女の年齢別平均勤続年数給与額を調査してまとめました。

年齢・平均勤続年数・給与額のそれぞれの関係性をチェックしてみましょう。

男性保育士の年齢別平均給与額
年齢 勤続年数 給与額
20〜24歳 1.6年 219,500円
25〜29歳 4.5年 232,300円
30〜34歳 6.2年 275,300円
35〜39歳 8.4年 290,800円
40〜44歳 14.1年 410,400円
45〜49歳 8.4年 292,200円
50〜54歳 19.2年 308,100円
55〜59歳 19.7年 418,600円
60〜64歳 11.9年 317,300円
65〜69歳 - -

男性保育士の場合、一番高いのは55〜59歳で41.8万円でした!

55〜59歳になれば勤続年数19年の大ベテランです。

園長や主任になる方が多いので、給料が高い傾向にあるようです。

保育士9年目は35〜39歳、もしくは45歳〜49歳に多いですね

この年代は平均約29万円受け取れていることが分かります。

 

ちなみになぜ45〜49歳の勤続年数が40代前半よりも短いのかというと、男性保育士の割合が45〜49歳から極端に減っていくからです。

35〜39歳は166人、40〜44歳は72人、45〜49歳になると55人に激減。

平均値といっても、男性保育士の人数が少ないのでどうしても偏りが多少あるのです。

なぜここまで減ってしまうのかというと、ここまで続けて昇給しても一般企業に務める男性に比べて給料が低いからです。

 

一方で女性保育士はどうなのでしょうか?

女性保育士の年齢別平均給与額
年齢 勤続年数 給与額
20〜24歳 2年 213,400円
25〜29歳 4.7年 235,800円
30〜34歳 6.8年 240,500円
35〜39歳 8.9年 254,000円
40〜44歳 10.1年 253,500円
45〜49歳 10.9年 260,700円
50〜54歳 13年 265,100円
55〜59歳 17.1年 275,400円
60〜64歳 14.5年 245,500円
65〜69歳 20.9年 278,500円

女性保育士の場合は、全体的に男性保育士よりも給料が低い傾向にありますね。

一番高い年代でも約27.8万円と低いことが分かります。

また平均勤続年数を見ると、2年目〜10年目までは5万円前後アップしていますが、10年目以降は約2.5万円アップにとどまっています。

実は女性保育士の場合、一定期間を過ぎると昇給しにくくなるんです!

国はベテラン保育士を厚遇する政策を打ち出していますが、加算額の配分を決めるのは運営側。

こちらは2019年のデータですが、過去のデータと比べてもそこまで給料が良くなっているとは言えません

 

また、女性保育士の給料が低い理由の一つに、男女間での給料格差が問題になっています。

女性は出産や育児、結婚で職を離れやすいのもあって、保育士に限らずどの職業でも女性の給料は低い傾向がありますよね。

でも保育士は全体的に女性の割合が多い社会

女性が活躍しているからこそ、給料を男性保育士と同じ額にするべきだという意見もあります。

このように男女の年齢・勤続年数別で比較すると、どれだけ女性保育士の給料が低いのか分かりますよね。

 

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保育士9年目で辞めたくなる人続出

保育士9年目は節目の年だといわれています。

なぜなら10年目に差し掛かる前に、これからも保育士を続けるか考える人が多いからです。

保育士9年目(34歳〜39歳)になると、自分の老後のことや親の介護子育てなど将来が心配になってくる時期です。

このような節目ではあるものの、実は保育士9年目で退職を考える人が多くなるようです。

なぜ9年目に辞めたくなる保育士が多いのか、ここではその理由をまとめました。

 

仕事量が多くてストレスがピーク

保育士9年目になるともうベテランなので、これまで以上に責任のある仕事を任せられます。

いくら仕事に慣れてきたといっても、責任のある仕事が増えるだけでこれまで以上にストレスがかかりますよね。

また保護者とのやり取りが多くなったり、新人教育を任されたりすることで人間関係でストレスを抱える保育士さんも多いようです。

特にただでさえ業務が多い中、新人の面倒を見るのは大変です。

子供だけでなく、新人保育士の様子まで見ておかなければならないのでいつもより神経質にもなってしまいます。

このように、新人教育を担当する保育士には多くの負担がかかるのです。

だからこそ、ストレスを今まで以上に感じて辞める方が多いようです。

 

9年目のベテランでも給料が低い

先程も紹介しましたが、保育士は9年目でも給料が良いとは言えません。

特に女性は勤続年数10年を過ぎると、役職につかなければほとんど昇給に期待できません。

そのため、もっと稼ぎたいという方は9年目にして辞めてしまう方が多いようです。

実際にどんな不満があるのか、9年目の保育士の声を調べてみました。

 

9年目で給料20万円は業界内では良いほう。でも夏季休暇・忌引き休暇・福利厚生がなくて待遇が悪すぎる

給料問題だけでなく、待遇の悪さに不満を持っている方もいました。

確かに20万円は保育業界では良いほうなのですが、9年目で30万円前後の一般企業と比べるとかなり低いですよね。

それに加えて忌引き休暇まで取れないのは、ブラック保育園だと疑っても良いでしょう。

 

4月から保育士9年目になるけど、3月時点で手取り12万円くらい。幼児教育を無償化する前に給料と労働環境どうにかしてほしい。

なんともうすぐ保育士9年目なのに手取り12万円という方もいました。

手取り12万円だと、生活費がギリギリで老後の貯蓄は難しいですよね。

また近年では幼児教育無償化が始まりましたが、それよりも先に保育士の給料と労働環境の改善を求める声もありました。

 

保育士9年目で役職にもついているのに、新卒の弟の給料より安くてやる気失う。

保育士として9年もキャリアを積んでいるのに、一般企業の新卒よりも低い金額にショックを受けている方もいました。

役職についているにも関わらず給料が上がらないのは、運営が原因でしょう。

副主任や各種リーダーは5,000〜4万円アップが見込めますが、その配分を決めるのは運営側です。

人によっては役職に就いていながらも、給料がそこまで改善されていない保育士さんもいるようです。

このように、9年も働いているのに給料が上がらず、労働環境が悪いことから辞める人が多いことが分かりますね。

 

保育士9年目は退職金がもらえる?

保育士9年目で辞めた場合、退職金はもらえるのでしょうか?

退職金制度については、務めている保育園によって異なります。

公務員保育士の場合は退職金制度があるので、勤続年数1年以上であれば必ず退職金をもらうことができます。

支給額は退職理由・退職日の給料額・勤続年数によって違います。

定年まで働くと平均で2000万円前後もらえるんですよ!

 

しかし私立は必ずもらえるわけではないので、まずは退職金制度があるのか就業規則賃金規則を見てチェックしましょう!

一般的に、正社員として働き始めて3年目から退職金が受け取れるといわれています。

ただ計算方法が異なるので、一概にいくら貰えるとは言えません。

もしも運営が社会福祉法人で、退職手当共済制度に加入している場合はHPで退職手当金の計算シミュレーションができます。

では、保育士9年目(普通退職)でいくら貰えるのか、シミュレーションしてみましょう。

もしも辞めるまでの6ヶ月の平均本俸月額が22万〜23.4万円だった場合、およそ100万円の退職金を受け取ることができます。

 

保育士9年目で給与額をUPするには?

給料は保育士9年目で辞める人の原因にもなっていますが、これ以上給料UPすることはできるのでしょうか?

保育士として9年も働いていてこの額…でもこれまでのキャリアを捨てて保育士以外の仕事を探すのも苦労しますよね。

今までのキャリアを活かせて、なおかつ働いた分しっかりと給料がほしいところ。

ここでは、保育士9年目で給料を上げるためにできることをまとめました。

保育士としてのキャリアは捨てたくないけど、もっとお給料がほしいという方は、ぜひチェックしてみてください!

 

待遇改善のために行動する

もしも保育士9年目の平均給料よりも、実際に受け取っている額が大幅に下回っている方は、まず保育園の運営に給料改善を求めましょう。

なぜなら運営側が利益優先で、保育士の人件費を不当に削っている可能性があるからです。

保育士の給料が9年目を迎えても低い場合は、運営側による委託費の弾力運用や、不当な給料の削減が行われている場合があります。

最近ですと、新型コロナウイルス感染症を理由とした不当な給料削減が話題となりましたね。

 

このように運営に問題がある場合は、改善を訴えることで給料が上がる可能性があります。

もし一人で訴えるのが難しいという方は、まず介護・保育ユニオンなどの外部機関に相談するといいでしょう。

介護・保育ユニオンでは、低賃金や労働、働き方についてメールや電話で気軽に相談することができ、改善のアドバイスをしてくれますよ◎

 

昇給・昇進できる保育園に転職

低賃金に悩んでいる方は、昇給・昇進しやすい保育園に転職するのもおすすめです。

せっかく勤続年数9年目なのに、このキャリアを失いたくないという方もいるでしょう。

でも求人の中には、経験年数を踏まえた上で給料を決めてくれるところもあります。

面接ではこれまでのキャリアをアピールして、どんなことが出来るのか明確に伝えるようにしましょう。

その他にも、勤続年数を重ねる毎に確実に昇給する制度を設けているところもあります。

どれくらい昇給実績があるのか公開している園もあるので、ぜひ一度チェックしてみてください◎

 

特に、近年では待機児童問題解消のために、新しい施設がたくさん設立されています。

このような新しい保育施設では、ベテラン保育士を求めて募集をしている場合もありますので、優遇される可能性があります。

最初はまた一から始めるので大変かもしれませんが、状況打開のために転職も考えてみてください。

転職に不安がある方は、転職エージェントに相談して転職活動を進めるのもおすすめですよ!

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一度働き方や給料を見直してみよう

保育士9年目は節目の年でもあります。

特に給料や労働環境などに不満があると、9年目に今後のことを考える方が多いようですね!

保育士を辞めたいという声の中には、未だに手取り12万円という方もいました。

国が処遇改善に向けて様々な取り組みをしているにも関わらず、これだけ賃金が低いのは運営側に問題があるといわれています。

2021年の参議院予算委員会ではその実態も明らかになったので、今後は委託費の弾力運用について対策が取られるかもしれませんね。

ただこのままでは生活が苦しい方や、昇給・昇進を望む方は思い切って転職するのも手段の一つです。

保育士9年目を迎える方は、働き方給料を一度見直して、今後の人生計画を立ててみましょう。

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